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Date: Mon, 28 Feb 2011 22:27:32 +0900
From: YOKOYAMA M Hiromi <yokoyama@sp.s.u-tokyo.ac.jp>
Subject: [scsj:00004] 【リマインダ】口頭・ポスター発表申し込みについて(科学コミュニケーション研究会)
Sender: hiromi.yokoyama@gmail.com
To: member@scicomsociety.jp
Cc: scicomsociety-adm@googlegroups.com, info@scicomsociety.jp
Message-Id: <AANLkTikmmM5rRD3EsN3y4pjzpv16rKPMtQtTaX7hgZ_S@mail.gmail.com>
X-Mail-Count: 00004

皆様、

お世話になっております、東大の横山です。
下記研究大会の発表申し込みが 3/4(金) に迫っております。
多くの方のご参加をお待ちしております。どうぞよろしくお願いいたします。

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[第4回科学コミュニケーション研究会 年次大会のご案内]

テーマ:「科学コミュニケーションの評価 〜幸福度を測る〜」
日程:2011年4月9日(土)、10日(日)
場所:東京大学 本郷キャンパス(東京都文京区)小柴ホール
http://www.s.u-tokyo.ac.jp/koudou/koshiba.html
担当:横山 広美、高梨 直紘(東京大学)

■ 開催趣旨

近年、科学分野で盛んになってきた「科学コミュニケーション」についてはご存
じでしょうか?広く合意された明確な定義はまだないのですが、科学と社会と人
間の関わりを考えたときに、人間の視点を重視する立場の活動が、広い意味での
科学コミュニケーションです。従来の広報・普及・教育活動のように、科学の視
点から社会や人間にアプローチするのではなく、人間の視点からの科学に対する
アプローチだとも言えます。「サイエンスカフェ」は科学コミュニケーションの
代表的な活動例ですが、従来の広報・普及・教育活動においても、参加者の視点
を重視した活動も増えてきており、これらは科学コミュニケーションの文脈から
も捉えられています。

科学コミュニケーション活動は、例えば科学リテラシーが醸成されることで科
学・技術を基礎に成り立つ現代社会で不利益を被らないようにする「最小不幸の
実現」という観点からも評価できますが、それにも増して重視されるのが、科学
が人間の幸福にどのように寄与できるのかという「最大幸福の実現」の観点で
す。科学に触れてわくわくしたり、どきどきしたり、それを仲間と共有できた時
の喜び、そのようなものを私たちは評価したいと考えています。しかし、これま
で科学の広報・普及・教育分野においてはそのような観点からの評価手法の開発
は十分に発達しておらず、不満足な状況にあります。先にも挙げたように、科学
リテラシーの醸成は大事な観点のひとつですが、科学リテラシーがあるから満足
感を得られるのかといえば、必ずしもそうではありません。なにか、もっと別の
観点から科学コミュニケーション活動を評価することが求められています。

そこで、私たち科学コミュニケーション研究会では、「評価」をテーマにした研
究会を開催することにいたしました。科学コミュニケーション分野外でご活躍さ
れる先生方、特に幸福をどう測定するかという点について考察を行っている方々
をお招きして、お話しをうかがいたいと考えています。

■ プログラム ※暫定案

4月9日(土)
11:00-11:20 挨拶/趣旨説明
11:20-12:00 招待講演
12:00-13:00 昼食
13:00-15:00 口頭発表
15:00-16:00 コーヒーブレイク&ポスターセッション
16:00-17:00 招待講演
17:00-18:00 総合討論I:評価の可能性
18:00 懇親会

4月10日(日)
 9:00-12:00 口頭発表
12:00-13:00 昼食
13:00-14:00 招待講演
14:20-15:20 ポスター紹介
15:20-16:00 コーヒーブレイク&ポスターセッション
16:00-18:00 総合討論II:評価手法の提言

■ 招待講師一覧

大島 まり氏(東京大学)
菊池 吉晃氏(首都大学東京)
佐倉 統氏(東京大学)
白井 哲哉(京都大学)
前野 隆司氏(慶應義塾大学)
山形 辰史氏(ジェトロ・アジア経済研究所)

他、調整中。

■ 口頭・ポスター発表のご案内

今回大会では、招待講演に加えて一般発表(口頭、ポスター)も受け付けます。
大会テーマ(科学コミュニケーション活動の評価)に則し、アンケート調査や聞
き取り調査、追跡調査など、活動の内容紹介と共に評価の観点から皆さんの実践
/研究活動をご報告下さい。参加のための資格はありませんので、どなたでもお
申し込みいただけます。たくさんのご応募をお待ちしております。

[発表形式]
口頭発表・・・8件程度を予定。12分発表、3分質疑応答。
ポスター発表・・・15件程度を予定。ポスターセッションを予定。

■ 発表の申し込み

以下の事項を記載の上、2011年3月4日(金)17:00 までに
info@scicomsociety.jp 宛にメールでお申し込み下さい。申し込み受付後、確認
のメールをお送りします(24時間以内に返信がない場合は、再度送付下さい)。応
募者多数の際には、希望日程と発表要旨を勘案の上、運営委員会にて審査させて
いただきます。どうぞご了承下さい。

[必要事項]
氏 名 ( )
※申し込み時には、申込者の氏名のみで結構です。
所 属 ( )
電話番号 ( )
※メール不通の際に備え、連絡の取れる番号をお知らせ下さい
発表方式 口頭 or ポスター
希望日時 4/9 or 4/10 or どちらでも可
発表要旨 口頭/ポスターともに600字程度でお書き下さい。

※メール以外でのお申し込みは、申し訳ありませんが
今回大会に関しては対応できません。ご容赦下さい。

-- 
横山 広美 YOKOYAMA M Hiromi 博士(理学)
東京大学大学院理学系研究科 広報・科学コミュニケーション 准教授
〒113-0033 東京都文京区本郷7-3-1 東京大学大学院理学系研究科
TEL:03-5841-8856  携帯:090-4912-7041
http://sc.sp.s.u-tokyo.ac.jp/yokoyama/

	

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