Index: [Article Count Order] [Thread]

Date: Sat, 20 Oct 2012 10:05:04 +0900
From: TAKANASHI Naohiro <naohiro.takanashi@emp.u-tokyo.ac.jp>
Subject: [scsj:00158] 第17回関東支部勉強会のご案内(11/7)
To: member@scicomsociety.jp
Message-Id: <5081F8C0.7080300@emp.u-tokyo.ac.jp>
X-Mail-Count: 00158

みなさま、

以下の勉強会をSC研究会関東支部で企画いたしましたので、
ご案内させていただきます。ふるってご参加下さい。

高梨

----------------- 以下転送自由 -----------------
[第17回関東支部勉強会のご案内]

■ ゲスト

 梶谷真司 氏 (東京大学総合文化研究科 准教授)

■ 内容

タイトル:
「科学と聖なるもの ―― シュミッツの現象学から見た科学の両義性」

概要:
 宗教学者ルドルフ・オットーによれば、宗教的なものの根源となる「聖なるも
の」は、戦慄すべきもの/魅惑するものという両義性を備えている。この宗教観
は、後にヘルマン・シュミッツに受け継がれ、空間から襲いかかる雰囲気として
の感情の理論の中で捉え直された。一般に科学や技術は宗教の対極にあるとさ
れ、雰囲気や感情のようなものは、科学とは無縁か、排除すべきものと考えられ
やすい。しかし他方で、科学は、とりわけ技術と結びついた時、しばしば戦慄と
魅惑を引き起こす。そうした「聖なるもの」は、学問としての科学そのものの性
格ではないが、決して矛盾するものではなく、相互に喚起し、強化しあうもので
ある。今回は、普段あまり注意を払われない科学のこうした側面について考える。

■ 開催日時

2012年11月7日(水) 18:30-20:30

※午後8時を過ぎると、建物は自動的に施錠されます。
 午後8時以降に遅れてくる事が確定されている方は、
 運営担当までご相談下さい。

■ 場所

東京大学 本郷キャンパス 理学部1号館2F 206号室
http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_06_01_j.html

■ 参加方法

科学コミュニケーションに興味を持つ方であれば、どなたでも ご参加いただけ
ます。直接会場にお越し下さい。参加費は無料です。 (会場の定員は80名で、
先着順となります)

■ 主催

科学コミュニケーション研究会 関東支部有志

■ 問い合わせ先
kanto◎scicomsociety.jp


-- 
Naohiro Takanashi, Ph.D.

Project Assistant Professor (Executive Management Program)
Institute of Industrial Science, The University of Tokyo
naohiro.takanashi@emp.u-tokyo.ac.jp
https://www.emp.u-tokyo.ac.jp/