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Date: Tue, 1 Jul 2014 22:48:49 +0900
From: Kei Kano <kkano@edu.shiga-u.ac.jp>
Subject: [scsj:00295] 科学技術コミュニケーション誌(CoSTEPジャーナル)における論文・報告のご紹介
To: <member@scicomsociety.jp>
Message-Id: <53B2BC41.8090408@edu.shiga-u.ac.jp>
X-Mail-Count: 00295

みなさま、

滋賀大学の加納圭です。

これまでこのような案内はあまりなかったのですが、科学コミュニケーション
「研究会」ということで、科学技術コミュニケーション誌(CoSTEPジャーナル)
における論文・報告のご紹介をさせてください。

私が代表をつとめているPESTIプロジェクト(JST・RISTEX「科学技術イノベー
ション政策のための科学研究開発プログラム」の一プロジェクト)
http://www.pesti.jp/
から論文1本と報告2本が出版されましたのでそのご紹介をさせていただければ
と思います。
 http://costep.hucc.hokudai.ac.jp/jjsc/index.php?%C2%E815%B9%E6

【論文】は、簡単な質問からなる3問(数分で回答可)で科学・技術イベント参
加者層を評価する手法について論じています。非常に手軽で、既存のアンケート
に簡単な3問を付け足していただくだけです。
活用していただける科学・技術イベント主催者の皆様が増えたらいいなと思って
います。

【報告1】は、対話型ワークショップにおける意見収集・集約の際に情報が落と
されがちな、意見者のアイデンティティの取り扱いについて報告しています。

【報告2】は、政策関与のチャネルとしてパブコメをもっと活用できないかと思
い試行したパブコメワークショップという取組です。
この反省のおかげで「対話型パブコメ」という手法を考案するに至りました。
https://www.facebook.com/taiwapc?ref=hl&ref_type=bookmark

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【論文】
後藤崇志、水町衣里、工藤充、加納圭(2014)「科学・技術イベント参加者層評価
に豪州発セグメンテーション手法を用いることの有効性」 科学技術コミュニ
ケーション 15 17-35

【報告1】
秋谷直矩、高梨克也、水町衣里、工藤充、加納圭(2014)「何者として,何を話
すか : 対話型ワークショップにおける発話者アイデンティティの取り扱い」 
科学技術コミュニケーション 15 107-122

【報告2】
水町衣里、加納圭、伊藤真之、源利文、中山晶絵、蛯名邦禎、秋谷直矩(2014)
「パブリックコメント・ワークショップの試行 : 「宇宙基本計画(案)」を
テーマとしたワークショップの事例報告」 科学技術コミュニケーション 15 123-136
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もしもよろしければご覧いただければ幸いです。

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加納圭・博士(生命科学)
滋賀大学教育学部理科教育講座
准教授
/京都大学物質−細胞統合システム拠点(iCeMS=アイセムス)
科学コミュニケーショングループ
特任准教授
〒520-0862 滋賀県大津市平津2-5-1
TEL:077-537-7797
FAX:077-537-7797
Email: kkano@edu.shiga-u.ac.jp