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Date: Mon, 16 Feb 2015 17:34:25 +0900
From: TAKANASHI Naohiro <naohiro.takanashi@emp.u-tokyo.ac.jp>
Subject: [scsj:00324] 学会開催に合わせた対話イベント
To: tenkyo@tenkyo.net, member@scicomsociety.jp
Message-Id: <54E1AB91.5060408@emp.u-tokyo.ac.jp>
X-Mail-Count: 00324

みなさま

高梨@東京大学/天プラです。

3/18から大阪大学で行われる日本天文学会の春季年会に合わせて、
以下のような企画を計算基礎科学連携拠点(代表機関:筑波大学
計算科学研究センター)と一緒に実施することになりました。

 特設サイト:
 http://www.tenpla.net/osaka2015s/index.html

人は宇宙になにを見て、宇宙は人になにを考えさせて来たのか、
文化的な側面からたどってみようということで企画しました。

会場はいずれも大きくないのですが、両方ともネット中継をする予定です。
会場は狭い方が充実した議論ができるし、ネット中継すればその内容を
広く伝えられるからそれでいいのでは?というのが、最近の天プラが
テストしてる手法なので、その意味でも関心のある方はぜひどうぞ。

なお、この企画は2011年以降、天文学会の開催地で、公式行事とは別に有志で
一般向けの対話イベントを実施しよう、という趣旨で行ってきたものです。
学会の公式イベントとしてはやりにくそうな先鋭的なものや、異分野との
コラボを実施する事を旨に開催していますので、過去の実施事例についても
関心のある方はチェックしてみていただければ幸いです。

(過去の開催履歴)
2011年秋@鹿児島大学
http://www.tenpla.net/event_kag/
2012年春@龍谷大学
http://www.acamon.jp/?p=361
2012年秋@大分大学
http://www.acamon.jp/event/asj/
2013年春@埼玉大学
http://www.tenpla.net/saitama/
2013年秋@東北大学
http://www.tenpla.net/sendai/
2014年春@国際基督教大学
http://www.tenpla.net/icu2014s/

高梨

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■「宇宙図」-人は宇宙をどう描いてきたか-
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日 時 2015年3月18日(水) 19:00-21:00
定 員 30名
参加費 無料
ゲスト 小阪 淳 氏(美術家、宇宙図制作委員会)
    片桐 暁 氏(コピーライター、宇宙図制作委員会)
    藤田 治彦 氏(大阪大学教授、美学)
司 会 内藤 誠一郎 氏(国立天文台)

異分野の専門家が集まって、ざっくばらんに宇宙について語り合う宇宙図対談シ
リーズ。今回は大阪中之島での開催です。ゲストは、美学を専門とされる大阪大
学教授の藤田治彦先生。「天体の図像学」などの著作のある先生とともに、宇宙
図制作員会の美術家小阪淳さん、コピーライター片桐暁さん、そして日本天文学
会年会のために大阪に集まっている天文学者らが、宇宙について語り合います。

今回のテーマは、宇宙を描く、ということ。古来、人々は太陽や月、星などの天
体や、さまざまな天文現象に意味を見いだし、あるいは持たせ、私たちの世界観
の中に取り込んで来ました。これまでの美術の歴史における天体の扱いを知ると
共に、現代天文学が切り拓いた宇宙の姿が、今後どのような形で人々の世界観の
中に取り込まれていくのか等、自由に議論していきたいと思います。

お申し込みはこちら。
http://www.tenpla.net/osaka2015s/0318.shtml

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■「サブカル×宇宙」論
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日 時 2015年3月19日(木) 19:00-22:00
定 員 30名
参加費 無料
ゲスト 福江 純 氏(大阪教育大学教授、天文楽者)
    野尻 抱介 氏(SF作家)
    山本 弘 氏(SF作家)
司 会 渡部 義弥 氏(大阪市立科学館)

現代の天文学が明らかにしてきた宇宙の姿は、私たちの世界観にどのように影響
しているのでしょうか。文化のさまざまな側面に、その影響があることは疑いよ
うがありません。しかし、その現れ方は多種多様で、ひとくくりに語る事は不可
能です。

本イベントでは、特にサブカルに注目した時に、どのような形で宇宙がその姿を
覗かせるのか、具体的な事例を取り上げながらゲストと共に論じていきます。特
に80年代以降のアニメや漫画、ライトノベルなどのSF作品に注目します。

その構造やパターンを明らかにすることで、太陽系外惑星における生命兆候探査
など、今後の天文学におきるであろうエポックメイキングな発見が、私たちの文
化にどのようなインパクトをもたらすのかについても、考えてみたいと思います。

お申し込みはこちら。
http://www.tenpla.net/osaka2015s/0319.shtml

-- 
Naohiro Takanashi, Ph.D.
takanashi@tenpla.net

Director / TENPLA Project
www.tenpla.net

-- 
Naohiro Takanashi, Ph.D.

Project Associate Professor
Executive Management Program, The University of Tokyo
naohiro.takanashi@emp.u-tokyo.ac.jp / +81-3-5841-0923
https://www.emp.u-tokyo.ac.jp/