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Date: Tue, 19 May 2015 10:56:58 +0900
From: TAKANASHI Naohiro <naohiro.takanashi@emp.u-tokyo.ac.jp>
Subject: [scsj:00333] 【5/28 第32回関東支部勉強会】「科学コミュニケーションの持続可能性〜SMC、最後の?闘い」
To: member@scicomsociety.jp
Message-Id: <555A986A.8080903@emp.u-tokyo.ac.jp>
X-Mail-Count: 00333

みなさま

高梨@東大EMPです。

次回の関東支部勉強会の案内をお送りします。
ふるってご参加下さい。

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□ 科学コミュニケーション研究会 第32回関東支部勉強会(5/28)
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■ タイトル

 科学コミュニケーションの持続可能性〜SMC、最後の?闘い

■ ゲスト

 田中 幹人 氏(早稲田大学大学院政治学研究科 ジャーナリズム・コース 准教
授 / (社)サイエンス・メディア・センター リサーチ・マネージャー)
 
■ 概要

 日本で科学コミュニケーション活動が活発化してから幾ばくかの時間が流れ、
数多くの意義有る取り組みがなされてきました。しかし、その活動の多くは持続
可能性という壁に突き当たり、また多くが消えていきました。公的研究資金でス
タートアップしたプロジェクトの多くは、その研究資金が終わると終わりを迎え
ます。研究者や大学院生のボランタリーな活動な依存する活動は、その中心人物
が活動に関与できなくなると同時にフェードアウトしていきます。また、企業や
財団の支援を期待するに仕手も、諸外国に較べ寄付によって企業がインセンティ
ブを得られにくい税制、CSRの範囲の狭さなどの要因もあります。
 もちろん、これらは市場淘汰の流れに過ぎない、という見方もあるでしょう。
しかし、「コミュニケーションの技術」はどうしても暗黙知に依存する属人的な
要素があります。こうした科学コミュニケーションの取り組みの毀誉褒貶の結
果、折角の「技術」は継承・蓄積されずに消え、また新たな集団によって再発明
されることを繰り返しています。私たちは、こうした問題にどう取り組めば良い
のでしょうか。
 「科学とメディアを媒介する」ことを目指して、私たちが取り組んできた「サ
イエンス・メディア・センター」という取り組みも、多くの社会技術を蓄積し、
また成果を挙げてきました。数々の支援を頂いて運営してきましたが、いよいよ
もって活動の正念場を迎えています。今回は、私たちの試みを下敷きに、皆さん
と「サイエンスコミュニケーションの持続可能性」について考えてみたいと思い
ます。

■ 開催日時

 2015年5月28日(木) 18:30-20:30

■ 場所

 東京大学 本郷キャンパス 理学部1号館 207号室
 http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_06_01_j.html

■ 参加方法

 科学コミュニケーションに興味を持つ方であれば、
 どなたでもご参加いただけます。直接会場にお越し下さい。

■ 主催

 科学コミュニケーション研究会 関東支部有志

■ 問い合わせ先
 kanto@scicomsociety.jp


-- 
Naohiro Takanashi, Ph.D.

Project Associate Professor
Executive Management Program, The University of Tokyo
naohiro.takanashi@emp.u-tokyo.ac.jp / +81-3-5841-0923
https://www.emp.u-tokyo.ac.jp/