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Date: Fri, 20 Apr 2018 18:02:01 +0900
From: TAKANASHI Naohiro <naohiro.takanashi@emp.u-tokyo.ac.jp>
Subject: [scsj:00478] 天文教育普及研究会の法人化のご報告
To: member@scicomsociety.jp
Message-Id: <5AD9AC89.3010201@emp.u-tokyo.ac.jp>
X-Mail-Count: 00478

科学コミュニケーション研究会の皆様

高梨@天文教育普及研究会です。

#同内容のメールを複数受け取られる方は、ご容赦下さい。

天文教育普及研究会は、昨年12月に法人登記を行い

 「一般社団法人 日本天文教育普及研究会」

としての歩みを始めましたので、ご報告いたします。
詳しくは、ウェブページをご覧ください。
https://tenkyo.net/

当会について、ご存じない方もおられるかもしれませんので、
以下に簡単に紹介します。

当会は天文教育や天文普及に関心のある個人・団体が集う会員制の
研究会であり、日本学術会議に参加する学術団体の一つでもあります。
前身である「天文教育普及研究会」は1989年夏に発足し、以来30年近く、
学校教育・社会教育・一般普及などの各分野を中心に、全国各地で
会員(約700名・団体)が教育・普及の多彩な取り組みを続けてきました。

主な事業は次の通りです。
(1) 総会・研究発表会(年会)を年1回開催
 2018年度は8/5-7に慶應大学日吉にて開催、
 非会員の参加・講演を歓迎します
(2) 年会集録誌 及び 年6回の「天文教育」(査読論文も掲載)誌の発行
(3) 7つの支部で毎年数回の研究集会開催、及び分野研究集会の開催
(4) 講演会・研修会・見学会等の開催
(5) 関連団体との共催(または後援)事業
 例えば、天文教育フォーラム、天文学会ジュニアセッション、
 全国同時七夕講演会など
(6) 天文教育・天文普及に関する提言
(7) その他の事業
 例えば、現在、次の8つのワーキンググループが活動中
   天文手話検討WG
   火星を見よう・知ろうWG
   天文教育論文アーカイブ検討WG
   生涯学習施設支援WG
   天体観望会開催支援WG
   教材・指導事例提供WG
   天文用語検討・活用WG
   中学校理科における天文学習の各学年分散検討WG

天文教育・天文普及を推進するにあたって、当会は、天文学は学術研究の
一分野のみならず、人びとにとってより根源的な存在と捉えてきました。

当会は、星や宇宙に興味を持ち、学校や科学館・プラネタリウム・公開天文台
等に限らず、街や地域のさまざまな場面において、自らが担い手となって天文
の魅力をまわりの人たちと共有しようとする人々が集う団体です。

星空案内人やボランティアとして活動される方、天文・宇宙に関わる
科学コミュニケーションに関心を寄せる方、メディアの方、
天文学の研究者や学生も多く入会しています。

私たち一人一人の天文教育・天文普及の営みは、小さな一歩です。
しかし、私たちの小さな活動が、地域の子どもたちの夢を作り、
集う人びとの生きがいやサードプレイスとなっています。

本会は、社会の変化に合わせて、あるいは時代の要請を先取りすることで、
天文教育・天文普及が持続的な世界の発展につながるような活動を目指し、
今後も歩みを進めていく所存です。貴会の皆さまからもこれまでと
変わらぬご支援、ご指導を引き続きいただければ、幸いです。

以上、長くなってしまいましたが、ご報告とご挨拶まで。

一般社団法人 日本天文教育普及研究会
    代表理事  縣秀彦、 高梨直紘、 安藤享平

-- 
Naohiro Takanashi, Ph.D.

Project Associate Professor
Executive Management Program, The University of Tokyo
naohiro.takanashi@emp.u-tokyo.ac.jp / +81-3-5841-0923
https://www.emp.u-tokyo.ac.jp/