Date: Tue, 7 May 2013 12:00:25 +0900 From: YOKOYAMA M Hiromi <yokoyama@sp.s.u-tokyo.ac.jp> Subject: [scsj:00208] 【お知らせ】数学のジャーナリスト・イン・レジデンス (JIR) プログラム2013 Sender: hiromi.yokoyama@gmail.com To: member@scicomsociety.jp Message-Id: <CABm=wtshMo1Fo507GKcaHreqHBNk6w5km1RZj8U34jXNLhF5rg@mail.gmail.com> X-Mail-Count: 00208科学コミュニケーション研究会の皆様、 お世話になっております。東大の横山広美です。 京都大学 理学研究科 数学専攻 藤原耕二先生より、 今年度の数学のジャーナリスト・イン・レジデンス (JIR) プログラム 申込みについて連絡をいただきましたので、ご連絡させていただきます。 JIR 2013の参加者募集中(6月7日締め切り) http://www.math.kyoto-u.ac.jp/~kfujiwara/jir/jir.html 上記より抜粋-------------------------------------------------------------- 数学と社会の双方向的なコミュニケーションの確立と 拡大のために、その担い手に実践の場を提供することを 目的として、ジャーナリスト・イン・レジデンス(JIR)を はじめました。 具体的には、広い意味でのジャーナリストの方に、一定期間、 数学教室・研究室に滞在してもらい、自由な取材、執筆活動を 行ってもらうものです。 プログラムを2年間行い、のべ14人の方が、のべ17箇所の機関に 滞在し、プログラムは軌道に乗ったと考えています。受け入れ機関、 参加者の方をはじめ、興味を持ってくださった方、ご助言・情報を提供して 下さった方々に深く感謝します。 それぞれの専門分野における高度な知識を持った研究者が果たす 社会的な役割の重要性と、現状における不十分さは、 東日本大震災でも、いっそう明らかになりました。 大学に所属する数学者へのアクセスのハードルを下げるという点にも、 プログラムは貢献したと考えています。 プログラムは3年目を向かえ、参加者を募集中です。 より多くの分野から、よい参加者を得ることがプログラムにとって 重要だと考えています。 日本においては、大学入学時における文系・理系のコース分けが 行われ、それが固定化する傾向がありますが、 このような単純な区別は、諸外国ではあまり聞かれません。 実際、高度な「知識社会」においては、より細かい 専門性が必要であり、また、大学4年間の学習だけで一生の 知識と技能を獲得するのは到底、不可能です。 このような状況で、再教育の機会と環境が重要となりますが、これは、 これからの大学が果たすべき大きな社会的機能だと考えます。 それぞれの経験に基づいて、さまざまな動機や必要性から 数学への興味をもたれた方に、有益な場のひとつを JIRが提供できれば幸いです。 ------ ぜひ、ご参考にしていただければ幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。 -- 横山 広美 (よこやま ひろみ) 東京大学大学院理学系研究科・理学部 科学技術コミュニケーション・政策分野 准教授 / 広報室副室長 https://sites.google.com/site/hiromiyokoyama/home 〒113-0033 東京都文京区本郷7-3-1 東京大学理学部1号館 TEL:03-5841-8856 (内線28856) 携帯:090-4912-7041208_2.html (attatchment)(tag is disabled)